今回は愛知県の事件について、ストレートに書きたいと思います。
加害生徒はアンケートの「イジメを受けたことがある」に○を付けていたことが判明したというニュースがありました。そして、「学校がそのことを教育委員会に報告していなかった」ということが問題視されていました。
問題はそこではないと思います。教育委員会が報告を受けていれば何かが変わったのでしょうか?これは責任の所在を確認するためだけの問題であって、おそらく事件は防げなかったと思います。
問題は教師が「加害生徒の合図を重く考えなかった」ところにあると思います。前回も書きましたが、しばらくの間は相談や観察を続ける必要があったと思います。
ただ、学校の先生たちは、日常的に煩雑な仕事に追われています。特に経験の浅い学級担任教師とって、子どもからのサインを見逃さないことは、なかなか難しいことです。
やはり、教師がチームを作り、全ての生徒たちの気持ちや動きをキャッチする体制づくりが必要です。最大のポイントは、教頭、生徒指導主事、学年主任等が、先生たちの動きをよく見て、的確なリーダーシップを取ることだと思います。